会社情報

母なる川とともに、
さらなる大海を目指して。

私ども福玉の歩みは、150年という「時の流れ」の物語です。そしてそれはまた、事業を生み育ててくれた「川の流れ」と、その上にさらなる発展を積み重ねてくれた「物の流れ」の物語でもあります。

肥沃な濃尾平野を貫いて伊勢湾に注ぐ五条川の流れ、それが物語の最初の舞台でした。この川の恵みがもたらす豊かな穀物の実りを、流れが生み出す水力を利用して加工しようと、明治7年(1874年)に私の祖先が建てたささやかな水車工場が当社の起こりだったのです。

爾来、明治・大正・昭和・平成・令和の5代にわたり様々な激動を乗り越えて、麦を中心とした精穀業は発展してきました。当初、近在の農家の方々を対象としていた賃加工は、やがて一般消費層に販路を広げ、これと共に設備の近代化を図りつつ、逐次新しい製品を市場に送り出していったのです。健康食品として見直されている押麦、白麦、米粒麦などの精麦食品、伝統的な遠赤焙煎で独自の風味を誇る麦茶、さらに乾麺、米粉、飼料麦がラインナップ。とくに栄養価の高く独特の触感が人気のもち麦や、長年培われてきた技術を活かして麦茶焙煎だけではなく、はと麦やトウモロコシ焙煎などお客様から高い評価を得ています。

福玉精穀倉庫株式会社 本社

さらに、この精穀業で育まれた原料・製品の保管、管理のノウハウは、戦後の昭和26年(1951年)に進出した倉庫業に生かされ、「物流」という、新しい大きなシステムの中で当社の発展を加速させました。名古屋・堀留の一角で産声をあげた411坪の小さな倉庫は、半世紀あまり後の今日、愛知県を中心とする中部地方に広大なネットワークを展開する計18万坪以上の倉庫群に成⾧しています。しかも、単なる商品保管のための倉庫から、在庫管理、流通加工、品質検査、受発注から配送業務などの多機能をシステマティックに備えた、時代の先端を行く物流拠点に変容してきました。

時代と共にめまぐるしく変化し続ける物流システム、多様化するお客様のニーズに当社は全力をあげて応えてきました。幸いお客様の厚い信頼を得たことで築かれた倉庫のネットワークは、そうした努力の結果と自負しています。

今後物流改革はさらに進み、物流のDX化に対応した設備やサービスが倉庫のスタンダードになっていくことでしょう。当社では、従来の倉庫からロジスティクスセンターへのリニューアルをはじめ、ユニシャトルやクロスベルトソーターなどの最新自動化機器の導入を進めてまいりました。今、お客様に何を求められているのか、何を提供することができるのかを第一に考え、より深みを増した倉庫へと進化していけるよう、会社一丸となって邁進したいと思っております。郷土の母なる川、五条川が大海めざし、たゆみなく流れる姿は、それすなわち明日に向かって限りない前進を続ける福玉の姿そのものなのです。


代表取締役社長社本光永

1874

  • 1874 明治7
    ● 社本九平が水車によって精米、精麦、製粉、製麺業を開業。
  • 1924 大正13
    ● 動力源を水車の他、電気に比重を変え増強。
  • 1934 昭和9
    ● 精穀設備を最新式のオートメーション(米山式)として新しく増設。
  • 1940 昭和15
    ● 旧来の水車設備を全廃して電動式に合理化。
  • 1948 昭和23
    ● 福玉株式会社を設立。● 福玉精麦株式会社を設立。
  • 1951 昭和26
    ● 名古屋市中川区運河通2-8に倉庫を建設し倉庫業を開業、名古屋営業所を開設。● 社名を福玉精麦倉庫株式会社と改める。
  • 1957 昭和32
    ● 福玉米粒麦の製造開始。● 福玉米粒麦株式会社を設立。
  • 1959 昭和34
    ● ビタフク(ビタバレー)が厚生省特殊栄養食品として許可を受ける。
  • 1962 昭和37
    ● 米穀の他用途向き加工を開始。● 社名を福玉精穀倉庫株式会社に変更。
  • 1963 昭和38
    ● 全国穀類飼料工業協同組合の加工工場の指定を受ける。
  • 1965 昭和40
    ● 第1回優良申告法人の表敬を受け現在に至る。
  • 1968 昭和43
    ● 岩倉市八剱町に倉庫を建設、岩倉営業所を開設。
  • 1970 昭和45
    ● 名古屋市熱田区に熱田営業所を開設。
  • 1975 昭和50
    ● 小牧トラックターミナルに倉庫を建設、ターミナル営業所を開設。● ビタフク販売株式会社を設立、精穀部販売部を分離独立。● 有限会社大口荷役設立。● 荷役部門を分離独立。
  • 1977 昭和52
    ● 名港西4区に倉庫建設、名港営業所を開設。
  • 1980 昭和55
    ● 金沢営業所開設。● 小牧市村中に倉庫建設。
  • 1986 昭和61
    ● 小牧市三ツ渕に倉庫建設、小牧営業所を開設。
  • 1988 昭和63
    ● 岩倉営業所の倉庫増築。
  • 1990 平成2
    ● 小牧市村中に倉庫建設、村中営業所を開設。
  • 1992 平成4
    ● 一宮市に千秋倉庫建設。
  • 1993 平成5
    ● 小牧市に横内倉庫建設。
  • 1994 平成6
    ● 新社屋完成。
  • 1995 平成7
    ● 名古屋市中川区に広川倉庫建設。
  • 1997 平成9
    ● 丹羽郡大口町に新矢戸川倉庫建設。
  • 1999 平成11
    ● 長野県長野市に長野倉庫建設。
  • 2000 平成12
    ● 矢戸川倉庫増築。
  • 2001 平成13
    ● 本社工場・焙煎及び包装工場建設。
  • 2002 平成14
    ● 本社第二工場建設。 ● 三ツ渕西倉庫建設。
  • 2004 平成16
    ● 江南包装工場増築。
  • 2005 平成17
    ● 大口町御供所に倉庫建設、御供所営業所を開設。
  • 2006 平成18
    ● 有限会社大口荷役を福玉ロジスティクス株式会社に商号変更。
  • 2007 平成19
    ● 名古屋堀留倉庫建設。
  • 2009 平成21
    ● 本社大口包装工場増設。
  • 2010 平成22
    ● 三ツ渕西倉庫を増築し、三ツ渕西営業所を開設。
    ● 小牧市にターミナル東倉庫開設。 ● 津出張所開設。
  • 2011 平成23
    ● 小牧市に横内営業所を開設。
  • 2013 平成25
    ● 本社に修学館増設。 ● 春日井センターを開設。
    ● 瀬戸出張所を開設。 ● 四条畷市に近畿センターを開設。
  • 2015 平成27
    ● 本社工場増築。
  • 2016 平成28
    ● 小牧市に入鹿倉庫建設。 本社第二工場増築。
  • 2020 令和2
    ● 御供所東倉庫建設。 ● 江南定温倉庫・包装工場・南事務所の増築。
  • 2023 令和5
    ● 御供所南倉庫建設。

■会社概要

創業 1874年 明治7年
設立 1948年 昭和23年
事業内容 1.倉庫業
2.不動産の賃貸借
3.第一種利用運送業
4.前項に付帯する一切の業務
5.精穀業(米麦類とう精加工並びに販売)
6.飼料の加工並びに販売
倉庫
営業面積
普通倉庫/延べ543,000㎡
定温倉庫/延べ4,000㎡
冷蔵倉庫/延べ3,500㎡
野積倉庫/延べ44,800㎡
精穀加工
トン数
月産3,000トン

■福玉精穀倉庫グループ企業

  • 福玉精穀倉庫株式会社

    〒480-0135 
    愛知県丹羽郡大口町御供所一丁目65 
    TEL.0587-95-3121 FAX.0587-95-5409

  • 福玉ロジスティクス株式会社

    〒480-0135 
    愛知県丹羽郡大口町御供所一丁目65 
    TEL.0587-95-3121 FAX.0587-95-5409

福利厚生施設/福玉山荘

保養施設として、社員に親しまれるひるがの高原の「福玉山荘」。40畳の宿泊スペースがあり、四季折々の自然を家族や仲間たちと楽しめる施設です。

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